松文産業株式会社
製造業・メーカー
再生可能エネルギー
エネルギー管理
CO2排出量算定
サプライチェーン
報告・開示
事業成長・売上貢献
少人数でのサステナビリティ対応
中小企業
代表取締役社長 小泉さま、鶴岡工場長 工藤さま、総務部長 佐藤さま
公開日: 2026年4月22日
松文産業について
・事業概要
繊維製品を中心に、アパレル用途から産業資材まで展開する老舗メーカー。海外向け製品の比率も7割と高い
・主要製品
衣料用生地に加え、自動車用シートなどの産業資材向け繊維製品を開発・供給している
・強み
既存取引先との関係を基盤に、用途開発型で新規分野へ展開できる柔軟な生地開発力を持つ

松文産業では、アパレル業界を中心に取引先から求められるサステナビリティ対応が年々厳格化・複雑化していました。背景には、グローバルでの環境・人権規制の強化や、サプライチェーン全体での責任が企業に求められる潮流があります。特に当社は海外向け取引比率が約7割と高く、環境データの開示や監査への対応は、取引継続に不可欠な要件となりつつありました。
こうした中で見えてきた課題が、CO2排出量の見える化と、それを継続的に管理できる体制の整備です。取引先からは、指定されたプラットフォームへスコープ3排出量や削減目標のデータ入力・開示が求められるケースが増えています。毎年開示するだけではなく、スコア化される場合もあります。また新規取引時には、環境面に加え、ソーシャルや品質を含めた監査への対応が必要となることもあります。
監査において指摘を受けた場合は、短期間での是正が求められるため、場当たり的な運用では限界があります。日本の法令水準を上回る取り組みを求められる一方で、社内にはそれらを体系的に進める仕組みやノウハウが十分に整っておらず、実務を担う担当者の負荷が増大していました。
さらに繊維業界は、海外での強制労働や児童労働、環境面では大量生産・大量廃棄といった課題と結びつけて見られることも多く、自社が適切に取り組んでいることを客観的に示す必要性が高まっていました。
当社では、自社が着実に進めている環境対応を、取引先に対して信頼性のある形で示す必要があると考えました。そのためには、CO2排出量を正確に把握し、継続的に管理できる体制の構築が不可欠です。あわせて、取引先ごとの要請や毎年の開示にも対応できる、属人化しない運用基盤の整備が求められていました。
こうした課題を受け、当社は約2年半前に「ASUENE」を導入しました。選定にあたっては、CO2排出量の算定・見える化からデータ管理、開示までをワンストップで運用できる点を重視しました。現在は継続的にデータを蓄積しながら、前年度比較や定点観測を行っています。当社にとって「ASUENE」は、取引要件への対応にとどまらず、自社の取り組みを社内外に説明するための欠かせない基盤となっています。

「ASUENE」の導入により、当社ではCO2排出量の経年での見える化と管理が可能となりました。特に鶴岡工場では、2025年からCO2フリー電力へ切り替えた結果、2023年度比で約6000tのCO2排出量削減を達成しています。年間約1200万kWhの電力使用に伴う排出量を実質ゼロにすることができたということは、スコープ2の排出量がゼロになったということです。これにより、電力切り替えの効果を定量的に示すことが可能となりました。同じアパレル業界ではまだCO2フリー電力への切り替え事例は多くなく、当社の特徴のひとつとなっています。
これまで感覚的に捉えていた環境対策が数値として可視化されたことで、社内外への説明や開示も容易になりました。加えて、排出量の推移を継続的に把握できるようになり、中長期的な削減計画や改善施策の検討にもつながっています。
こうした成果は、取引先との面談においても効果的に働いています。具体的な削減量や取り組み内容を示すことができるため、評価される場面が増えています。アパレルメーカーから求められる環境目標の開示においても、「ASUENE」を活用することでスコアが向上し、客観的データに基づいた説明が可能となりました。CO2排出量の見える化は、取引関係の維持・強化につながっていると考えます。
一方で、スコープ3排出量の算定やサプライチェーン全体でのデータ連携は今後の課題です。現状はシナリオベースでの算定にとどまる部分もあり、より精度の高い算定には取引先との連携が不可欠です。今後は、上流・下流企業と連携しながら、サプライチェーン全体での排出量管理の精度向上を目指します。また、自社の取り組みを発信することで協力企業の参画を促し、業界全体での環境対応の底上げにつなげていく方針です。
松文産業の魅力は、創業136年の歴史を持ちながらも、環境変化に応じて事業領域を拡張し、挑戦を続けている点にあります。従来のアパレル向け生地に加え、産業資材分野への展開を進めることで、安定性と成長性の両立を図っています。
また、サステナビリティへの取り組みを単なる要請対応にとどめず、新たな企業価値の創出につなげようとしている点も特徴です。環境対応を通じて企業の競争力を高めるとともに、社員が誇りを持てる企業づくりを推進しています。
松文産業株式会社 業種: 繊維製造業 社員数: 227名 住所: 福井県勝山市
コンサル
上場企業
小売・卸売
医療ヘルスケア
小売・卸売
上場企業
その他
上場企業
製造業・メーカー
上場企業
製造業・メーカー
上場企業
飲食・宿泊
製造業・メーカー
上場企業
製造業・メーカー
上場企業
その他
上場企業
小売・卸売
上場企業
飲食・宿泊
上場企業
金融・保険



ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援